子どもの偏食の原因や影響は?一時期の偏食による栄養不足をカバーする方法

子ども 偏食

 

子どもが偏食になる原因は?

 

偏食になってしまうにも、何か原因があります。

 

●偏食になる原因
・アレルギーがある
これは幾分仕方ないことですよね。好き嫌い関係なく、体質的に特定のものが食べられなくなってしまうでしょう。体調が悪くなってしまう事を繰り返していると、いずれその食べ物を避けるようになってしまいます。

 

・嫌な体験を思いだしてしまう
トラウマになっている状態です。あるものを食べる事で嫌な想い出が蘇ってくるため避けているのです。

 

・初めて食べた時の印象が悪かった
人は初めての経験をするのに警戒してしまうところがあります。これまで食べた事のないものに対しては、いつもより感性が敏感になってしまいます。この状態でおいしくないと感じてしまうと、強烈に嫌な印象が残ってしまうでしょう。子どもが偏食する事で悩んでいる人も多いです。

 

しかしそもそも子どもが偏食になってしまう原因には何があるのでしょうか?離乳が進み食べられる量が増えてくると、赤ちゃんは食の好みを態度で示すようになります。赤ちゃんに離乳食をあげる時、赤ちゃんが舌で押し戻してきたなんて事もあったでしょう。これは初めて食べる食材への警戒心でもあります。

 

無理やり食べさせてしまうと、食事時間も苦痛となってしまい、食べることへの関心もなくなってしまうのです。一緒に食事時間を楽しむためにも、おいしそうに食事している姿を見せるのもいいでしょう。

 

また一度食べなかったらこの食材は嫌いなものと諦めるのではなく、違う調理法で出す、味付けを変えるなどして好きな物の中に入れるなどしてアレンジ次第で食べるようにするのもいいでしょう。

 

子どもの言いなりになってしまうと偏食は治りにくくなってしまうので、今日はにんじんひと口食べられたんだね、ひと口だけでも偉いよ!と少し大袈裟に褒めてあげてもいいでしょう。幼少期は偏った食事を正す、大事な時期でもあります。まずは好き嫌いなく食べる事を目標とし、普段の生活の中で少しずつ覚えていき、家族みんなで楽しく食卓を囲み、「食事時間は楽しいもの」というイメージを定着させましょう。

 

1歳から2歳の時期は偏食になりやすい?

 

子どもでも偏食になる子がいますが、1〜2歳の時期が最も偏食になりやすいと言われています。これは本当なのでしょうか?

 

●食べ物の好き嫌いが激しいからといって偏食ではない
食べ物の好き嫌いが激しい=偏食と考えてしまいがちですが、両者は別物です。例えば食べ物の好き嫌いでは、ナスやピーマンは大丈夫でも、にんじんは食べられないという人もいるでしょう。

 

野菜を一切食べない、菓子パンやジュースしかとらないなど食べられるものが極端に少ない状態の事を言っています。特定のものばかり食べていると栄養が偏ってしまい、発育不良による精神的・身体的な悪影響が出てくる事もあるので、食事や調理の時も工夫して偏食を改善するといいでしょう。

 

●発育障害だと偏食になりやすい
自閉症などの発育障害を持った子どもたちは、敏感性や鈍感製といった感覚の偏り、コミュニケーションや想像障害によって、乳幼児期から比較的偏食になりやすいです。味や見た目、臭い、温度や食感、環境など食事に関する様々な要因が重なりあい、発達障害のお子さんは偏食になってしまうのです。好みの味付けや形が食べ物しか口に合わないこともありますし、過去に食べた記憶があるものしか食べないなど、偏食のパターンもお子さんによって違ってきます。

 

●嫌いなものは無理して食べさせなくていい
偏食の原因が自閉症などの発達障害だろうとなかろうと、偏食を改善するための方法は同じです。まず注意しておきたいのが、嫌いな食べ物は無理に食べさせなくていいという事です。栄養の事を気にし過ぎて力づくで子どもに食べさせてしまうと、その食べ物をさらに嫌いになってしまう事もあるでしょう。

 

偏食を改善する上で大事な事は、普段から家族で楽しく食事して、食べ物にポジティブなイメージを持ってもらう事です。「おいしいね」と言いながら食べるなどして、楽しい雰囲気作りをしていきます。野菜嫌いな子であれば、しっかり煮てスープにするなど形やとり方を工夫するのもいいでしょう。

 

子どもの偏食による影響は…?

 

子どもが偏食していると、お子さんの成長に悪影響が出てきてしまいます。

 

●対人関係が難しくなる
嫌いなものがあるとどうしてもそればかりに注意がいってしまうでしょう。自分の好きなものがあるだろうか、嫌いなものを食べろと言われないだろうかなど自分に関する意識ばかり高くなってしまうのです。自分の事ばかり考えて子ども時代を過ごしてしまうと、他人の事を思いやる事ができず、大人になってから対人関係で苦労してしまう事があります。

 

●発達障害
偏食してしまうと特定の栄養が不足しがちになってしまいます。そしてそれが発達に害を与えてしまうのです。例えばお子さんの苦手な野菜の中には「ビタミン」が含まれています。この中には出血をコントロールするものもあるので、偏食してビタミン不足になってしまうと、お子さんも出血しやすくなってしまいます。

 

●免疫力が落ちてしまう
毎日同じものばかり食べていると新しいものへの抵抗力がつかず、それが免疫力低下となってしまいます。よく熱を出してしまい、風邪をひきやすいという傾向があるお子さんの中には偏食している子も多いのです。

 

●体力減退や体重減少につながる
偏食していると特定の栄養が欠けてしまう事になるので、体重減少や体力減退をはじめ様々な影響を及ぼしてしまうでしょう。食品には主にどのような働きがあるのでしょうか。

 

・肉、魚、大豆、卵…筋肉や骨を作り、エネルギー源となる
・油脂や脂肪の多い食品…脂肪性エネルギー源となる
・牛乳、乳製品、海藻、小魚…歯や骨を作る
・緑黄色野菜…皮膚や粘膜を保護する
・果物…身体の各機能を調節する
・米、パン、イモ類…糖質性エネルギー源となる

 

このようにどの食品群も欠かせないほど重要です。そして私たちの身体に必要な栄養素を全部含んでいる食品はありません。そのため出来る限り多くの栄養素を摂れるように、食品群をうまく組み合わせてみるといいでしょう。どれか一つでも欠けてしまうと、偏食を子どもの頃から続けていると大人になってから生活習慣病になる可能性が高くなってしまいます。

 

パンや甘いお菓子、インスタント食品、ジュースなどをたくさん摂取り、海藻や野菜が不足している子どもたちは低血糖になりやすいので注意しましょう。攻撃性が強く心が不安定なお子さんの場合、低血糖である場合が考えられます。

 

偏食はこのようにお子さんの心と体の両方の成長に支障をきたしてしまいますが、食べられるものを上手にとりこみながら、特定の栄養素が不足しないよう心掛けていれば大丈夫でしょう。

 

 

子どもの偏食は小さい間だけ?いつまで続くの?

 

離乳食の時は色々食べたのに今は炭水化物だけしか食べない、逆に肉や魚などのたんぱく質ばかり食べるなどもっと野菜を食べてくれたらいいのに…と悩んでいるご家庭もあるでしょう。

 

●子どもの偏食は小さい間だけなの?
子どもの頃においしいと思わなかったからだとすれば、今後味覚が変わるのかどうか気になるところですよね。実際味覚の中でも苦味や酸味・辛味などは、大人になってから「おいしい」と感じられる事が多いです。コーヒーやビール、ゴーヤや辛子わさびなどは子どもに受け入れられないでしょう。しかし大人になると好きになってくる人も多いです。苦味は毒などと考えてしまうのは本能的ですが、大人は様々な経験を積んでいるので、苦いもの=毒と判断する事が出来ません。

 

さらに知識によって「これは苦いけど毒じゃないから食べられる」と自信をもって食材を口に出来るでしょう。酸味や辛味のある食材についても同じ事が言えます。突然は無理でも少しずつ慣らしていく事によって食べられるようになるでしょう。幼稚園の給食の時も環境の変化や必要に迫られて、いつのまにか食べられるようになってる事もあります。そしてある程度大きくなって栄養の知識が身についてくると、嫌いだけど「食べなくては!」と考える可能性も出てくるのです。

 

●手作りを通じて偏食を改善する
実際に野菜を育てていて新鮮なものを食べてみたらおいしかった、実習でおかずを作ってみて料理の大変さを知ったなど偏食を改善させるきっかけになる事も学校で経験出来るでしょう。他にも様々な事をきっかけに偏食が改善する事もあるので、子どもが食べられないからといって諦めずに、いつでも食べられるように食卓に並べてみましょう。

 

子どもの偏食対策に!栄養サプリもアリ?

 

栄養サプリメントであれば、まんべんなく栄養を取り込めるのがいいところです。偏食による栄養不足をサプリメントで補うというのも一つのやり方です。

 

●栄養サプリメントで偏食対策を
偏食を克服させたくて嫌いなものを好きなものに混ぜる、怒る、なだめるなどでも子どもの舌は意外と優れているので、嫌いなものが入っていると見抜かれて結局食べてくれません。工夫や苦労を重ねて結果が出ずに疲れてしまっていませんか?どうしても偏食が治せないのであれば、サプリメントを活用するのもまた一つの方法です。サプリメントであればまんべんなく栄養が摂取出来るでしょう。

 

あれこれ料理のレパートリーを考える、偏食で悩む必要も手間もかからなくなります。残ってしまった食べ物を捨てる時の罪悪感もなくなるでしょう。一言でいうとお子さんの偏食によるストレスもなくなります。あとはどのようなサプリメントを飲めばいいのかといったところです。

 

●お子さんが飲みやすいタイプのサプリメントを
子ども用のサプリメントといっても含有される栄養成分は大人用のものと変わりありません。しかし子ども用のサプリメントにはお子様が好んでサプリメントを摂れるような工夫がされています。口の中で溶けやすいもの、グミのような食感でかみ砕きやすいもの、飲むタイプというように様々なタイプがあります。

 

味もバナナ、苺やココアといったように多種多様であり、おやつを食べるような感覚でサプリメントが取り入れられるでしょう。偏食のお子さんは野菜嫌いが多い上にビタミンやミネラル、食物繊維も不足しがちです。よく利用されているのは「マルチサプリ」と呼ばれるものですが、様々なミネラルやビタミンの他、カルシウムやたんぱく質など、子どもの成長に必要な成分がまんべんなく入っています。

 

その他にビタミンやカルシウムを重点的に多くしたものや、脳の成長に必要なDHCを多く含んだものなど、成分に特徴をもった製品もあります。食事で足りている栄養素をサプリメントでもとる必要はないので、まずはお子さんの食生活をよく見直し、不足した栄養素は何かというのを見極めてから、サプリメントを選ぶといいでしょう。